わたしたちの声を、国会へ
いま国会で審議中の「安全保障関連法案」は、集団的自衛権を使えるようにするための、10本の法律の改正案を一括りにした法案と、1本の新しい法案をあわせた、膨大なものです。
国会では、野党の鋭い質疑によって問題点が浮き彫りにされています。対する政府の答弁は曖昧だったり、同じことの繰り返しだったり、矛盾していたり、後日訂正されたり。
憲法審査会では、与党推薦者をふくめた3人の憲法学者全員が、この法案を「違憲」と明言しました(6/4)。いずれも自衛隊や個別的自衛権は合憲と認める方々です。
多くの人びとは、政府の説明が不十分と感じています(安保法案「説明不足」81.4% 6/1 共同通信)。また、今国会での成立に反対の人は57.7%、賛成の31.7%を大きく引き離しています。(5/23,24 産経新聞、FNN)
そんな中、安倍首相はこの法案を今国会で成立させようとしています。自民党の佐藤国対委員長は「国対メンバーには法案の内容なんて知らなくていいと言っている。通すことに突き進めばいい」、強行採決も「状況次第だ」と発言しました(5/23 日本経済新聞朝刊)。
しかし、これは、自衛隊員はじめ人びとの命にかかわり、日本のあり方を大きく変える重大な法案です。
まずは「今国会で成立させない」ことをめざして、野党議員を後押ししたり、与党議員に疑問を投げかけたりしませんか。
議員は有権者の声に敏感です。
みなさんの地元の議員に、「よくわからない」「知りたいので説明してほしい」と尋ねたり、意見を伝えてください。
議員の事務所を訪ねる、国会報告会などの場で直接質問する、電話で聞く、FAXや手紙で質問するなど、いろいろな方法があります。
議員がtwitterやfacebookなどをやっているなら、そこから入るのも有効です。
また、実際に国会審議を傍聴したいと申し出てみることも出来ます。
ぜひ、直接働きかけてみてください。
そして、twitterやfacebookなどのSNSで、その結果をアップしていきませんか。
一人ひとりが動くことによって、流れが大きく変わるかもしれません。
6月8日 りぼん・ぷろじぇくと